頭痛

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頭痛

 

頭痛というのは非常に不快なものですね。私自身も片頭痛持ちで、頭痛が出てくると全てにおいて何もやりたくないという感じになります。

 

頭痛と一言で言っても様々な原因があります。

 

1.緊張性頭痛
2.片頭痛
3.頚性頭痛
4.後頭神経痛
5.三叉神経痛
6.群発性頭痛
7.薬による頭痛
8.命に関わる頭痛

 

 

緊張性頭痛

 

緊張性頭痛は、主に筋肉の緊張から頭部全体の締め付け感が表れます。筋肉の緊張から血流が悪くなり、疲労物質が溜まり頭痛が起こります。よく肩こりがひどくなったら頭痛がするという場合は緊張性頭痛からきているものが多いです。

 

僧帽筋、胸鎖乳突筋、肩甲挙筋、後頭下筋群、頚部後面などの筋緊張が主な原因になります。長時間のパソコン操作、スマホの見すぎなどで姿勢が悪くなったり、ストレートネックなども引き金になります。また、自律神経が乱れ、交感神経が働きすぎると筋緊張が起こり、これも緊張性頭痛を起こす要因となります。

 

要因は比較的シンプルなので、施術も1〜3回ほどでおさまることが多いです。姿勢の見直しやストレッチなどのケアも必要になります。

 

 

片頭痛

 

片頭痛が起こるメカニズムは主に「血管の拡張」です。頭の片側にズキズキ、ドクドク、という脈を打つような痛みが出現します。悪化すると、吐き気や嘔吐することもあります。また、光や音、においに敏感になる人もいます。

 

無数に張り巡らされた血管が急に広がることで、周辺の神経が刺激されるため片頭痛が起こると考えられています。その血管が拡張する要因がいろいろあり、ストレスや天気、ホルモンバランス、遺伝、チョコレートなどの食べ物など多岐にわたります。

 

緊張状態から解放されたときや仕事が休みの前日などに片頭痛が起こることもあります。これも自律神経が関係しています。

 

 

頚性頭痛

これはあまり聞きなれないかもしてませんが、簡単に言うと、首の骨のわずかなズレ(サブラクセーション)から起こる頭痛です。これはカイロプラクティック独自の考え方です。

 

頸椎のわずかなズレが関節、血管、神経などを刺激し、頭部に関連痛を引き起こすのです。これを頭痛と感じることもあるのです。

 

頸椎の問題なので、肩こりのようなコリや首のだるさ、痛みも併発していることもあります。

 

このケースではカイロプラクティックのアジャストメントが非常に有効です。カイロプラクティックでは、背骨の配列と神経の流れをみます。

 

背骨が歪むと脳がストレスを受けやすくなります。
背骨が歪むと気圧の影響を受けやすくなります。
背骨が歪むとホルモンの分泌にも影響がでます。

 

これらの不調はアジャストメントによって取り除かれていきます。

 

 

後頭神経痛

 

後頭部には大後頭神経、小後頭神経、後頭下神経、第三後頭神経、大耳介神経があり、これらの神経が刺激されることで起こる頭痛をまとめて後頭神経痛といいます。

 

この後頭部へ流れる神経たちも頸椎から出ているので、上にある頚性頭痛ともリンクします。

 

とくに大後頭神経は僧帽筋や筋膜を貫通して走行しているので、アジャストメントと筋膜リリースが非常に有効です。

 

 

三叉神経痛

三叉神経とは脳神経のひとつ(第5脳神経)で、眼神経、上顎神経、下顎神経と3つに分かれています。
三叉神経は耳の少し上から顔面に走行しているので、目の周りやおでこ、口周辺など広い範囲に症状がでます。

 

特におでこ(前頭部)や目の奥の痛みを頭痛と感じる方が多いのですが、三叉神経は頸椎の1番〜3番と非常に関連しているので、これも頸椎のアジャストメントが有効です。
脳と首は近い位置にあるので、解剖学的にも密接な関係があります。

 

 

群発頭痛

 

群発頭痛は比較的まれな頭痛で、20代〜40代の男性に多い頭痛です。片側の頭にだまっていられないほどの激しい頭痛が起こるのが特徴です。一度発作が起こると数週間から数か月もの間、だいたい同じ時間帯に繰り返し起こります。頭痛がある方に目の充血、鼻づまり、発汗、顔の赤みなどが表れます。

 

原因はホルモン分泌の異常、体内時計の乱れ、ウイルス、自律神経の異常などと言われていますが、まだ特定できていません。頚部の自律神経が誤作動を起こし、血管が急に拡張することも一要因と言われているので、カイロプラクティックで自律神経を調整することが症状の軽減につながる可能性があります。

 

ただ、激しい頭痛はくも膜下出血や脳梗塞などの場合もあるので、まずは病院で検査してもらいましょう。

 

 

薬による頭痛

薬も適度に使えばいいと思うのですが、痛み止めなどを安易に使うことによって、それが頭痛を引き起こすことがあります。薬によって無理やり神経の流れや血流をコントロールされてしまったり、予想外の副作用が出てしまったり、耐性がついてだんだん強い薬になってしまったり、これらの要因が結果的に頭痛をさらに悪化させる要因にもなります。

 

頭痛が起こりやすい薬物として、アスピリンなどの鎮痛薬・抗生物質・血圧を下げる薬・ステロイド・インドメタシンなどの抗炎症薬・ピル・血管拡張剤・アルコール・カフェイン・ニコチンなどです。
何気に飲んでいる薬が体内で蓄積して身体に悪影響を及ぼしていることもあります。今飲んでいる薬が本当に必要な薬か見直してみましょう。

 

 

命に関わる頭痛

 

これは群発頭痛でも少し触れましたが、くも膜下出血や脳梗塞、脳腫瘍、髄膜炎など命に直結する頭痛です。
鈍器で殴られたような激しい頭痛・急な手足のしびれ、力が入らない、目の焦点が合わない、ろれつが回らない、といった症状の場合はとりあえず病院へ向かいましょう。