はじめて当院に来られる方から、「整体とカイロはどう違うの?」というご質問をよくいただきます。
そもそも整体とカイロは同じだと思っていたという方もいらっしゃいます。
世界的にはちゃんとした区分けがあるのですが、日本ではちゃんとした区分けがありません。これが患者さんを混乱させてしまっている大きな要因です。
ただ、大事な身体を預ける患者さん自身も知っておく必要があります。
ちゃんとした教育を受けていないところで施術を受けると、場合によってはよくなるどころか悪化するかもしれません。
○アメリカが発祥、西洋医学をベースにしているため、医学的な根拠に基づいている
○サブラクセーション、アジャストメント、イネイトインテリジェンスというカイロプラクティック独自の言葉・哲学がある
○手で骨格を調整して、神経機能を高めることを目的としている
○欧米では国家資格だが、日本では民間資格
○海外では医学部と同等の教育を受け、ドクターと同等の扱いである
○東洋医学がベースにしているものもあれば、カイロプラクティックやオステオパシーなどの西洋の手技も組み合わせているものある
○世界的に整体という言葉は存在しない
○世界的にも教育基準や統一された考え方がない、個々人が独自の技術・考え方を持っている
○民間資格
○主に筋肉や骨格のバランスを整えることを目的にしている
私も整体について自分なりに調べてみましたが、調べれば調べるほど、それぞれの解釈があり、
まとめるのが難しいというのが率直な意見です。
整体という言葉は主に中国や日本でした使われてないのですが、
日本では「カイロプラクティック」という言葉より、「整体」という言葉のほうが受け入れやすいのです。
よって「○○カイロプラクティック整体院」という混合された名前が多いのです。
ただ、当院のホームページでもキャッチフレーズには整体という言葉を入れています。
当院はカイロプラクティックの治療院ですが、やはりまず知ってもらうためにアピールする必要があります。
どんなにいいものでも知ってもらわなければ意味がありません。おそらく他の先生も同じだと思います。
私はカイロプラクティックに志を持っていますが、まずは知っていただくために整体という言葉を使っております。
患者さんとしては、今抱えている症状が改善されることが目的なので、カイロでも整体でもどちらでもいいと思います。
ただ、治療院の基準が曖昧なため、術後悪化するなど患者さんに不利益になる場合もあるのです。
そこは患者さんご自身が見極めるしかないというのが日本の現状です。
また、カイロプラクティックでも日本では法的な整備がされていないため、教育レベルがバラバラです。
極端な話、誰でもカイロプラクティックや整体の看板を出すことができます。これが余計混乱させてしまっている要因です。
なので、カイロや整体という看板の名前だけで選ぶのではなく、
どういった学校に行って、どういった資格を持ち、どういった考えで、どういう治療を行うのかなど詳細な情報を確認することがリスクの軽減に繋がります。
患者さんは今抱えている不調を改善されることが主な目的ですが、
という項目もちゃんと説明してくれるのか、これらも大切な要素です。
国際基準をクリアしているカイロプラクティックの院では、各疾患の知識・教養があるので、医学的な観点からも患者さんに分かりやすくご説明します。
当院のカイロプラクティックの目的は安全な手技で神経機能を高め、治癒力を最大限に引き出し、「いい一日」を過ごしていただくことです。
よろしければ参考にしてください。