肩こり

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症例報告 肩こり

肩こりがひどい人ほど強くもんでいませんか?

 

 

40代女性、主訴は肩こり。今回はよくあるケースですが、パソコン作業が多くて慢性的に肩こりがあるという方でした。

 

 

だいたい月に2回ペースでリラクゼーションのお店で揉んでもらっていたらしいのですが、いつも凝っている部分を強くもんでもらっていたそうです。

 

 

そして、なかなか肩こりがよくならず、あちこち違う店舗に行っては同じように強く揉んでもらっていたとのこと。

 

 

新患の方には必ずカイロプラクティックとはなんなのか?当院ではどのように身体をみていくのかをお話しますが、こういう患者さんには特に時間をかけてお話します。

 

 

まず、何年もかけて何十回、何百回もんでも良くならないのであれば、そこに症状の原因がないということです。

 

 

そして、長年同じ部分を強く揉まれることで筋肉の組織が破壊されてしまいます。筋肉や血管、神経などが破壊され、細かいキズとなり、それが痛みの原因となってしまうのです。

 

 

どうしてもすぐにラクにしてほしいという気持ちからか、「ここ痛いからすぐ揉んで」と言う方もいらっしゃいますが、本当に身体を良くしたいのであれば、施術をする前段階がとても重要になります。

 

 

こちらの患者さんは理解のある方で、術前のカイロプラクティックの説明を真摯に聞いてくださいました。

 

 

たかが肩こりですが、その肩こりも原因は人によってさまざまです。なにが原因になっているのか検査をしてみつけなければなりません。原因がちゃんとみつかれば症状は改善します。

 

 

頸椎の伸展制限が強く、30°の可動域しかありませんでしたが、上部交差姿勢の問題と関節の機能障害、右顎関節にもやや変位があり、それらの調整で症状は10→3まで軽減しました。力強く触ることはなにもありません。

 

 

自分としてはいつも通りのことをしただけですが、患者さんは十数年の肩こりが一回で改善したと非常に喜んでくれました。

 

 

ただ、筋肉を今まで相当痛めつけてしまった分、筋肉の繊維がすぐに回復するわけではないので、最初は症状も戻りやすいでしょう。壊された筋肉はこれ以上痛めないように、最小限の刺激で組織の回復を早めるようにサポートします。

 

 

凝っているから揉んでもらうと気持ちいいのはわかりますが、ただ気持ちいいだけで揉んでもらうと逆に身体を痛める要因になります。

 

 

我々のような手技療法も巷にあふれかえっていますが、筋肉と言っても解剖や機能、生理学など奥が深いものです。マッサージでもやり方次第で身体は傷つくのです。

 

 

患者さんの身体を傷つけないように、最大限の有益な効果を出せるのか。傷をつける恐れがあるのであれば、どれだけのリスクがあるのか事前に説明する義務があると思います。

 

 

そのためにも基礎的な知識がないと話も説明もできません。対価を頂いて施す立場の人間であれば、最低限必要なことではないでしょうか。

 

 

全く知らない人(施術者)に身体を預ける側(患者さん)は不安で仕方ないと思います。その不安を安心に変えてあげられる努力をもっともっとしていかなければなりません。