〇30代女性
高校生のころからこめかみ辺りにズキズキする頭痛が起こるようになり、年齢とともに徐々に頻度が増えてきた。
現在は専業主婦をしているが、今年の春ころからめまいも出現。耳鼻科にて薬をもらい軽減したが、その後まもなくして頭痛の頻度が増えた。
ここ1ヶ月くらいは毎日のように朝起きた時点で頭痛がする。頭痛薬を飲んでも、薬が昼過ぎにはきれてくると再び頭痛が出現。毎日2錠くらいは頭痛薬を飲む状態が続いているとのこと。
お父さんが片頭痛持ちなので、治らないと半ばあきらめている様子。
華奢な体型で、背骨のカーブが減少(ストレートバック)しており、特に骨盤が左へ傾いている。仙骨と上部頚椎のアジャストメント。顎の筋肉のバランスも偏りが強かったので外側翼突筋リリース。
3日後に2回目の来院をされたときは、頭痛が10→3〜4まで減少。長年ずっと続いていた頭痛が、前回後から頭痛薬を飲まなくても大丈夫になったと驚いていました。
遺伝的な問題もあるでしょうが、頭痛の原因が全て遺伝の要因ではない場合もあります。出産によって骨盤に大きなストレスがかかり、そのまま傾いた状態が背骨を通して頭痛という信号を送ることもあります。
薬が悪いわけではありませんが、頼りすぎるとその副作用で他の部位に不調を感じてどんどん悪い方向にいくこともあります。
できるだけ自力で治癒させることが大切だと考えます。