膝の痛み

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膝の痛み

両ひざの変形性膝関節症と言われた

 

〇70代女性。主訴は膝の痛み。

 

 

10年前に両膝の変形性膝関節症と診断され、ヒアルロン酸の注射やリハビリ、鍼などしてきたが徐々に悪化している。

 

 

これ以上悪くなると手術になると言われたが、手術後も痛みが残ったりするという話を知人から聞いているのでできればしたくない。最近はトイレに座ったあと、立ち上がるときに膝が痛む。今日は歩くのもつらい。

 

 

当院に入って数歩あるくだけでも右足をひきずっている様子。顔をしかめるほど痛みも強い。とりあえず座ってもらい膝をみせてもらうと、足のむくみがかなり強く、膝から足首までパンパンになっている状態。

 

 

静脈瘤も両足とも広範囲にあり、循環障害の程度も強い。静脈瘤の手術も2,3回行っているとのこと。膝関節は他動でも70°で制限あり。

 

 

右脛大腿関節後方変位+内旋変位、左脛大腿関節前方変位に対してアジャストメント。膝窩筋、半腱様筋、縫工筋のリリース。歩行の補助として、左腓骨下方変位に対してアジャストメント。仙腸関節、上部頚椎のアジャストメントを行い、

 

 

術後の歩行での痛みは10→1〜2まで軽減。膝関節も110°まで屈曲できるように。が、歩行時でのクリック音あり。膝に負担がかからないように日常の使い方やエクササイズを指導しました。

 

 

先日3回目の来院でしたが、歩行時での痛みはほぼ気にならないとのこと。トイレでもすっと立てるようになったと喜んでくれました。

 

 

ほかに腰痛と肩こりがあるので継続してみてほしいとのこと。膝も変形したものが治るわけではないので、予防を兼ねて経過を見させていただきます。

 

 

カイロプラクティックは○○症に効果があるという訳ではなく、アンバランスになってしまった神経筋骨格の問題を取り除き、自己回復力を引き出すのが目的です。

 

 

なので、自己回復力が上がれば、膝痛が主訴であっても腰痛や肩こりも一緒に改善していくこともあります。

 

 

MRIで画像上変形してしまっているから手術しかない、というわけではありません。手術は最後の最後の手段までとっておきましょう。その前にご自分の自己回復力を信じてみてください。